厚板テーブルリメイク
神奈川県横浜市 I 邸
ご実家のお父様から、これまでお使いになっていたノックオンウッド製のコロニアルシリーズ厚板テーブルを、新しくご家庭を築く息子さんのお住まいにあわせて、サイズを変えたテーブルとセンターテーブルにリメイクしました。
ID | RF-102 |
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スタイル | コロニアルシリーズ 厚板テーブルリメイク |
サイズ | 幅1,500×奥行1,000×高さ710mm [ダイニングテーブル] 幅480×奥行1,000×高さ430mm [センターテーブル] |
素材 | オーク無垢材 |
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仕上げ | ラッカー |
カラー | No3 |
リメイク作業工程

1、既存の塗装を剥離します
テーブル天板をカットする前に、表面のラッカー塗膜を溶剤でとかして、全て取り除きます。
2、天板のカット・角取り
天然総無垢材の天板なのでカットしても板の中が空洞になっていたりしないので、そのままズバっと切っちゃいます。 |
次にテーブルの角の部分を丸めて行きます。コンパスでしるしを書いて、のこぎりである程度角を切り落とします、そしてカンナでとにかく角を削る!削る!
すると、きれ~いに角が丸まります。
3、脚の組立

今度は脚の組立に入ります、部品に「ホゾ」という凹凸の加工を施して、それぞれを差し込みながら組上げていきます。
ここで疑問、「既存の脚はカットして使わないの?」って思われるかもしれませんが、テーブルのサイズが小さくなったため、既存の脚では太すぎるんです、やはりテーブル天板とのバランスもありますので今回はサイズが小さくなった分脚も少し細くして製作しています。

かなづちである程度叩き込んだ後は、「ハタガネ」という工具で絞めこんで部品それぞれをしっかり組上げます。
全体的にしっかり絞め混んだら、しっかり接着させるため一晩このまま固定して置きます。
4、塗装

さぁて家具のお化粧である塗装にはいっていきますよ。
ラッカー洋家具塗装は、15工程を2日間かけて仕上げていきます。(どのような工程かはこんど別ページでご案内しますね)
5、完成

様々な工程を経て完成しました。こうして使用環境の変化などに合わせてリメイクできるのも無垢の家具のいいところですよね。
お父様から、ご子息にテーブルを囲んで家族で過ごした素敵な想い出と共に贈るなんて素敵ですね~。また「このテーブルは、おじいちゃんと暮らしていた時に使っていたテーブルをもらったんだよ」なんてお話される日がくることでしょう。